アトムを偲んで

これが最後のアトムの写真になってしまった
そんな事になるとは知らず
何時も撮る感じで写真を撮ったのに
この写真の2日後にアトムは、お★様になった

13年間私の傍にいてくれたアトム
晩年は心臓病を患いながらも元気で何時も私を励ましてくれた

最後の日私はアトムの変調を気付いてやれなかった
自分も歯が痛かったので、その日は早めに薬を飲んで寝てしまった
何か耳元が煩いと思って眼を覚ましたのが夜中の2時頃
その時アトムは苦しがって布団等をガリガリしていた
でも、どことなく力が無いように見えた
段々アトムが何時もと違って見えた
え?ヤバイと思って病院に行く準備をしていた
途中トイレに行ったら何時ものように着いてきてくれた
でもトイレからの帰り動かないアトムがいたので
私が抱いて部屋に連れて行った
その瞬間アトムがクッションの方へ歩いて
立ち止まった
スローモーションでアトムが倒れて行く
私は手を添えて寝かせてあげた
息が、ゆっくりになって行った
「アトム〜アトム」と何度も叫んだ
次の瞬間
アトムが眼を閉じて息も途絶えた
6月9日早朝2時28分だった

アトムは最後までお利口だった
ちゃんと私が家にいる時間帯に逝ってくれた
当時も真夜中のパチンコ屋さんのバイトをしていた
でも、その日は休みの日でアトムの最後を看取れた

アトムから色々教えてもらった
頑張り続ける事
辛くても何時も元気でいる事
もっともっと沢山の事をアトムから学んだ

そのアトムが亡くなって、もうじき1年
今も未だアトムと一緒にいる
本当は早く奉納してあげればいいのだけど
未だ一緒にいたい
でも奉納してあげなきゃアトムが生まれ変われない
それでも未だアトムと一緒にいたい

でも淋しいけど我慢して奉納します
それがアトムの為
アトムが生まれ変わって
又私の子供になって欲しいと思うから
1周忌が済んだら奉納します

可愛かったアトム
お利口さんだったアトム
ありがとう